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━━ Management Today = 市場価値を高めるヒント = ━━━━━━━━━━
No.33 2001年12月3日号
市場価値測定研究所
藤田 聰
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拘り
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昨日、東京の銀座にある組織人事コンサルティング会社を訪問しました。ビジ
ネス系の雑誌等でよく眼にする成長著しい会社です。偶々、この会社の役員の方
と或る出版社での執筆会議でご縁があり、今回が初めての訪問でした。
人事の方のご説明では、リクルート社で採用の責任者を経て、組織人事コンサ
ルティング部門の立ち上げをされた方がスピンアウトされて作られた会社とのこ
とでした。
さて、受付はオープンスペースになっており、人がリンクし合える場というこ
とでした。映像と音も旨く融合されておりました。その奥にミーティングルーム
が並んでおりました。
ダーウィン、ケネディー、コロンブス、アインシュタイン等、それぞれの部屋
は命名され、机や椅子等の形や部屋の色調まで、拘りを持っておられました。ミー
ティングの目的や機能に応じて、部屋を選択されるとのことでした。
確かに、筆者の師匠の一人は“さもしいところからはさもしい発想しか生まれ
ない”とオフィスデザインの重要性を説いておられました。久方ぶりのいい刺激
でしたが、筆者も嘗て、経営とデザインを融合される仕事−CIのプロジェクト
を手掛けておりました。
筆者の在籍していた会社のオフィスも、かなりの拘りを持っておりました。東
証1部上場企業のクライアントの社長(CEO)が来られても、感動していただ
くスペースがありました。サービスの完全性を追及するべく、黒く光沢のあるテー
ブルには手垢や指紋等も一切ないように準備をしたのを懐かしく覚えます。余談
ですが、全社員、職位、職能関係なく、始業前の30分は掃除でした。サービス
業としての原点であるとも言えるでしょう。
“拘り”を持てるかどうか、サービスの品質を考える上で重要なことです。プ
ロジェクトワークでも、それぞれが“拘り”を持って参画し、その拘りがうまく
融合されれば、付加価値の高いものが創造されるのです。直ぐに妥協して、あま
り議論されないものは往々にして評価されないものです。マーケット(お客様)
は敏感に反応するものです。
さて、筆者自身の仕事上の拘りと言えば、“一味違う”という誉め言葉をいた
だくことを目標に、プロジェクトを遂行しております。先進性、独自性、創造性
を基点し、うまくシンクロナイズされた結果としての言葉と言えるでしょう。一
味違う人を目指して読者の皆様も一緒に精進していきましょう。
了。
−ML開設のお知らせ!−
読者の方のリクエストに基づき、12月より読者の方でご希望があれば、双方
向のコミュニケーションをしていただければとML(メーリングリスト)をリリー
スしました。当ショートコラムを題材にするなど、ペンネーム等を用い気軽に意
見交換するのも宜しいのではと、テスト的に施しました。いずれ、有志の方でオ
フ会でもやりましょうか?
まずはMLへのご登録→http://www.freeml.com/cat/work/Professional/
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